・1年間で読んできた国語の教科書教材の中から、好きな題材(文学・説明文問わず)を選び、ポップを作成する活動についてご報告します。
・実施学年は中学1年 A・B・Iクラスです。
・この取り組みのねらいは、伝えたいことを明確にして、作品の良さをいかに伝えることができるポップを制作できたかです。
☆今回は国語甲だけでなく、美術的なスキルは美術の時間内で指導していただき国語と美術との横断的
授業として展開しました。
手順① 過去の先輩達の作品を鑑賞、そして構図についての説明をしました。
手順② ワークシートを用いて、題材選びやポップを読むターゲットの選定をしたり、書く
内容を考えたりしました。
手順③ 下書きや本番を書く過程で、国語甲や美術の時間でアドバイス(あらすじの添削、
キャッチコピー、引用、文字のデザイン、配色、グラデーションの仕方など)をも
らいながら進めました。
手順④ 全ての作品が揃ったところで、生徒の皆さんと教員で投票しました。(作品は誰が
作ったか分からないようになっています)。
手順⑤ 金賞・銀賞・銅賞の三名が表彰されました。
生徒たちの投票の様子
投票結果
金賞 中学1年A組 工藤 麻紀絵さん(真ん中)
銀賞 中学1年B組 伊井 山芽さん(右)
銅賞 中学1年I組 礎山 墨さん(左)
この取り組みの今後について
今後図書室(司書教諭)とも連携を深めてより多くのデザインやアイデアに生徒の皆さんが触れる機会を作れればより作品の可能性が広がるかなと思いました。また題材やテーマについても今回まで教科書教材だけの範囲でポップを作っていたので、もっと題材の幅を広げることで生徒の皆さんの意欲がもっと高まってくれると感じました。
更には例えば近隣の書店などの協力を得て、生徒の皆さんの作品を実際の売り物の横に展示してもらったりすることも計画していきたいと思います。または「暁星国際の本棚」とスペースを作ってもらうことも…。
他にも、書店の店長さんに来校していただき、ポップの効果についての説明や講評などをしていただくことも是非とも計画を進めたいと思います。今年の生徒の皆さんの取り組みを次のステップに繋げていきたいと思います。
中学1年生国語担当 吉野 貴史