令和3年度木更津市中学生川柳コンクールにおいて、本校生徒2名が入選しました。
そして、そのうちの1作品が最優秀賞を受賞しました。
2人とも、おめでとうございます。
【最優秀賞】
会えぬ間に 君の目線は より高く
【入選】
遠くても 想い繋げる リモートで
【筆者の勝手な感想】
最優秀賞作品は、いろいろ考えさせられます。
久しぶりに会う人を見て、「変わったなあ」と思ったことは誰しも経験があると思います。
そんなありきたりともいえる経験が、作者独自の目線でうまく切り取られています。
「会えぬ間に」からは、本当は会いたいという気持ちが感じられます。
「君の目線」が高くなったということは、身長が伸びたのでしょうか?
それとも「君」は、会えなかった期間で精神的に成長し、
1段階上の新しい地平を見るようになったのでしょうか?
いずれにしても、会いたくても会えなかった「君」は、様々な面で成長していた。
それを目の当たりにし、嬉しい気持ちを抱く一方で、一種の寂しさや焦りも感じた。
そして作者本人も、自分自身における「より高く」を一層意識するようになった。
また、最後の「より高く」という言葉は、本校の「Plus Haut. 『より高く』」を思い出させます。
そんな粋な演出も込められた、趣のある作品だと感じました。