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アストラインターナショナルコースの生活

今回総合体育大会千葉県予選において初めて決勝戦に進出し準優勝しましたサッカー部の多くが在籍するアストラインターナショナルコースでは、そのほとんどの生徒が学力で大学に進学していきます。サッカーや野球だけではなく、日々しっかりと学習に取り組むことがコースの基本姿勢となっています。

卒業生の書いた手記を以下に掲載します。

アストラコースの三年間

 ◆クラブ活動と勉強の両立について

まず最初に、僕は7月までサッカーをしていたので「サッカーと勉強の両立」について話したいと思います。まず、部活の練習が終わったら眠くなるのは当たり前で、僕も勉強をやり始めた頃は寮での自習中に居眠りをしまうことも度々ありました。このことに関しては、この学校の独特の生活のリズムに慣れるしかないと思います。僕の場合は、夜(19:00~21:45)に教室でアストラコースの生徒を対象とした補習・勉強会に参加し、夜の勉強への耐性をつけました。

また、「部活と勉強の切り替え」は大事です。部活中に勉強のことを考えたり、また、その逆の場合も同様ですが、この状態が一番中途半端で結果が出ません。「部活は部活」、「勉強は勉強」と切り替えをしっかりすることが一番大切だと思います。

◆寮での自習時間について

次に寮での勉強について話したいと思います。寮での勉強は大変でした。僕は、放課後や夕飯が終わるとすぐに自習を開始していましたが、寮での自習時間が始まるまでは廊下はいつも騒がしいし、勉強中に部屋に押しかけて長居する友達もいたので勉強に集中できない時もありました。それはそれで寮生活の中の大切な思い出となる時間ではあるのですが。

そこで、僕は朝早く起きて勉強するか、夜遅くまで勉強するようにしました。昼間に集中できなかった分を静かな早朝または夜に取り戻すように心がけていました。実際に勉強に集中することができましたし、特に早朝に勉強をした日はとても気分が良かったです。

友達による部屋の押しかけも迷惑と感じていましたが、2学期の後半になってくると、むしろ友達の押しかけに助けられていた時もありました。たまには友達と遊んだりして、勉強から離れることも大切だと思います。休日に、机に向かってみてどうしてもやる気が出ないのなら、そういう日は割り切ってみんなで騒ぐのもありかもしれません。卒業してみるとそういう時間が他の学校では決して経験できないいかに貴重な思い出となっているかが身に染みてわかると思います。

◆受験は自分との戦い

僕は予備校に人生で一度も通ったことがありません。僕は予備校のように半強制的に課題をやらされるような勉強はしたくなかったからです。自分で足りないことを自分で理解し、それを克服するために先生に頼ったりすることはありましたし、スタディサプリというオンラインの授業を受けることもありましたが、それも自発的に行ったことで強制された訳ではありません。もちろん、予備校に行くというのもいいと思います。自分に甘く、勉強に向き合うのが難しい人も多いと思いますし、そのような人は僕のような勉強法よりも予備校に行く方が伸びるかもしれません。僕が言いたいことは、予備校に通うか通わないかとか、自分に必要なことを自分でまず考えてみるべきだということです。「あの人が予備校に行ってたから」、「先生が予備校に行けって言ってたから」、そのような投げやりの状態になることだけは絶対に避けてください。

最後になりますが、受験は自分との戦いです。結果はどうであったとしても、やり切った後にはサッカーと同じ達成感があります。受験を考えている人は是非最後までやり切ることをおすすめします。応援しています。

 

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