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修学旅行文集より

修学旅行文集からの抜粋です。
平和学習での気づき・学びをまとめてくれました。

修学旅行を終えて

 高二の最後の沖縄修学旅行を終えて、学んだことは沢山ありますが、一番感じたのは「平和」のありがたみです。初日に見学したひめゆり平和祈念資料館では、少女たちが戦争前と戦争後で、生活の大幅な変化を強いられた変遷が分かりやすく展示され、事前学習だけでは気づけなかったことを沢山知ることができました。特にひめゆり部隊の生き残りの方の証言映像は聞いていてとてもつらい気持ちになりました。食料は一日おにぎり一個で、そのおにぎりも日に日に小さくなっていったこと。いつ敵機に当たるか分からない中、薬品物を運ぶために病院から防空壕まで約40km以上歩いていったこと。苦しまずに死ぬために即死を願ったこと…。生き残った方々はきっと、語る以前に当時のことを思い出すだけで苦しいはずなのに、涙をこらえて一生懸命語ってくださっていました。
 私たちは今、明日を当たり前に迎えられていることに感謝しながらも、79年前、彼女たちの身に起きた惨劇を決して忘れてはならず、彼女たちが伝えたいメッセージを後の世代にどのように橋渡しをしていくかが、私たちの今後の大きな課題だと思いました。今回の修学旅行で「平和」について改めて考える機会ができて良かったと思います。このような企画をしてくださった先生方、本当にありがとうございました。

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