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国語科授業報告

いよいよ期末試験も間近に迫ってきましたが、中学3年A組では、過日国語甲の授業で新聞記事の読み比べ活動を行いました。

教科書教材で扱った「メディアの特性」と「メディア・リテラシー」について具体性をもって確認するために、2社の新聞を用いて一面記事を比較しました。

同じ内容の記事であっても、掲載順や言葉の表現、そして図などが異なることを体感していたようです。

メディアが媒介する情報との向き合い方について、深く考える機会となりました。

以下は授業を受けた生徒の振り返りシートの内容です。

Q.1 今回、2種類の新聞記事の読み比べを行って、どのような気づきや学びがありましたか。

<Mさん>

 1つの問題や事柄に対して、加害者側からの視点、被害者側からの視点、客観的に見た視点など記者によって1つ1つ見方が違うことが分かりました。また、1つの事柄で最も伝えたいことが記者1人1人違い、書き方・表現の仕方が変わることに気づきました。また、1つの問題だけでなく、新聞を作るところから、たくさんあるニュースを取捨選択していることも学びました。

<Yさん>

 新聞社別に伝えたいことが同じであっても、どの視点から見るかによって何を1番伝えたいのかが変わってきたり、1ページ目の記事では他の新聞社の新聞と比較したときに、内容がすべて同じにならないために他の新聞社と被らないように工夫しているのではないかと思った。

<Hさん>

 異なる新聞記事を読み比べて、同じ内容についての記事でも新聞会社によって、注目している所が違っているのに気付きました。これは、世の中にはいろいろな視点があると学べました。

<Yさん>

 新聞によって右上にくるトップ記事が全く違うことに気が付いた。同じ事柄についての記事でも、新聞によって記者が伝えようとしている内容が異なるので少し違った印象を受けた。

Q2. 今後メディアと共に過ごしていく上で、どのようなことに気をつけていきたいですか。

<Mさん>

自分が見聞きしているニュースなどがすべて本当だと思わずに、相手側からの視点もどうなっているのか調べたり、情報を元に自分で考えたりして、様々な視点から物事を考えることに気をつけたいです。

<Yさん>

何も考えないで読むのではなく、書いた人がどのような気持ちで書いたのかを考えることによって何を伝えたかったのかを理解したりできるので、作者の気持ちになって読むことに気を付けていきたい。

<Hさん>

 メディア・リテラシーを高めるために、今後情報をすぐうのみにせず、いろいろなメディアを利用し、その情報が正しいのか分かるように気をつけていきたいです。

<Yさん>

インターネットで情報を探すときは、複数のウェブサイトを見比べて、信ぴょう性の高いものを取り入れるようにする。情報を発信するときは、しっかりと根拠のある内容で説得力のあるものを発信するようにする。

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