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夏休みの自由研究

「自由研究」と「まとめる力」(中学理科の自由研究について)

本校のレギュラーコースの中学生は、理科の夏休みの宿題は伝統的に毎年「自由研究」となっています。
去年は夏休みが短い事もあり、宿題自体が実施されませんでしたので中1、2の生徒は今年がはじめての取り組みになりますね。

中1の皆さんの中には、「小学生の時にも自由研究をやったよ!」という方もいらっしゃると思いますが、もしかしたら小学校の時とはちょっとルールが違うかもしれません。本校の自由研究のルールは、全部で3つあります。

それは、
1.「研究内容は、全て模造紙1枚以内にまとめること」
2.「テーマは自由だけど、科学に関係する内容にすること」
3.「参考文献は必ず記載すること」
の3つです。

小学校の頃は、「標本や、模型を作って提出したよ!」という方もいらっしゃると思います。本校でも、かつて自由研究で「鶏の骨の模型を1個ずつ作って組み合わせて、等身大標本を作ったよ!」という生徒がいました。とても素晴らしい標本でした。

ですが本校の自由研究は、「作って終わり」ではありません。そこから一歩、前進してもらいます。

もし、自由研究で模型や工作をつくっても、そこで終わりでなく次に『つくるまでの過程』や『できた模型から考察できること』をきちんと模造紙に詳しくまとめてもらい、そちらを提出してもらっています。

この課題で大切なのは、『自分が考えた課題』に『どのような結果』が出て、そこから『どのように考えられるか』を、『いかにわかりやすくまとめているか』となります。そのため、同じ課題内容を扱っていても、まとめた生徒によって大きく印象が変わります。とても興味深いですね。

将来、大学に進学するとレポートをまとめる力が重要になります。この「自由研究」の宿題への取り組みが、生徒の「まとめる力」成長の大きな一歩となる事を願っています。

※ 自由研究のまとめ方は、夏休み前に各授業で説明されています。また、資料も配布されています。
※ 模造紙は、各自で準備となります。
※ このページに掲載されている自由研究は、一昨年提出してもらったものです。個人情報のため名前は消してあります。

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