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人生の大切なことは全て暁星国際の寮生活で学びました。第1回

暁星国際学園は多くの皆様のお力添えを頂きまして、間もなく創立40周年の節目のを迎えようとしています。この間多くの卒業生が学園を巣立ち、現在実に様々な分野で活躍されています。卒業生こそが本学園の唯一無二の財産でもあります。今後、卒業生の皆さんから寄せられましたメッセージを本ホームページにてご紹介してまいりたいと思います。

古賀写真2

医療法人社団 トーイシン会 市ヶ谷八幡クリニック
理事長  医学博士  古賀 昭義(暁星国際学園9期生)

暁星国際学園に在学中の皆様、また暁星国際学園を志望されている皆さん、はじめまして!
私は中学1年の時から高校3年生まで木更津で寮生活をしました。
中高当時のことを思い出すと、「本当によくやったな!!」という思いが強くいたします。
この原稿を書いている2017年9月5日は私の46歳の誕生日です。
暁星国際学園に入学してから何と34年の月日が経過しています。
私はいま、東京都新宿区市ヶ谷で医師としてクリニックで診療を行っています。
医師になれたのも、クリニックを開業することができたのも、そしていま診療を「ワクワク」しながら行ってできているのも全て暁星国際学園での経験のお陰です。
感謝の気持ちを込めまして暁星国際学園で学んだことを皆さんにお伝えできればと思いPCに向かいました。

1: 「勉強の習慣をつけてくれてありがとう!」
中学1年生で入学した頃は、まさに衝撃の連続でした。
朝食の前に授業があり、朝食を皆で共にし、また授業を受け、昼食を共にし、また授業を受け、部活で汗を流し、夕食を共にし、皆で自習をし、就寝する。
当時の寮の部屋は縦割りで16人部屋に中学3年生から中学1年生までが一緒に生活していました。今はどの学年も二人部屋が基本ということをお聞きしていますが、羨ましい反面、16人部屋の賑やかさが懐かしく感じられます。
ドラムを叩く人、プロ野球の応援歌を歌う人、鏡の前で筋トレを行う人、、、
いままで出会った事がない友達や先輩との生活に大きな刺激をうけました。
また、どんなに逆立ちしても叶わないような優秀な先輩や同級生が数多くいて、負けないように頑張ろうと朝4時に起きて勉強していました。
行動を変えれば習慣が変わり人生が変わる。こんな名言がありますが、暁星国際学園で叩き込んでもらった勉強の習慣は医師になってからも大変役立っています。

2:「素晴らしい仲間をありがとう!」
全寮制で6年生活していると、同学年の友はもちろんのこと、先輩、後輩も何となく顔と名前が一致します。私は今でも暁星国際の多くの友に助けられて生きています。
卒業後一番助けていただいたのが、一学年上の横浜市港南区上大岡でクリニックを開業している稲葉岳也先輩です。
僕が開業して新しい医療レーザーの導入に悩んでいた時に本当に親切にアドバイスをいただきました。
おそらく暁星国際学園の仲間でなければここまで親切にしていただけなかったでしょう。この場をお借りして感謝の気持ちを伝えさせてください。
他にも様々な仲間といまでも交流は続いています。
銀行員の仲間、医師の仲間、不動産屋さんの仲間、弁護士、税理士、・・・様々なジャンルの暁星国際同窓生の仲間が相談にのってくれます。
人生で躓いた時、親身になって相談に乗ってくれる人脈は本当に宝物です。
これから僕が50歳、60歳になってもそれは続いていくのだと思います。

3:「ワクワク」する人生をありがとう!
暁星国際学園で学んだことは、様々な仲間との交流の中で自分が一番「大好きな」ことをやって生きれば良いんだ!ということです。
何となく自分に自信がないと思いながらこの文章を読んでいる中学・高校生の皆さん!「大好きな」ことだけやって生きていきましょう!
僕は暁星国際学園の一番のよいところは自由で、自主性を重んじ、個性を伸ばす環境と教育だと思っています。
いま、それぞれの学校に通学していて毎日が楽しい!と感じているのならその気持ちを更に心から味わってください!逆に毎日がつらいと思っている皆さん、学力が伸びなくて悩んでいる人は、是非下を向かずに前を向いてください。もしも自分を変えたい、環境を変えたいと思う気持ちが少しでもあれば、是非暁星国際での生活を視野に入れていただき、入学後はそこで出会った仲間たちと他では決して経験できない時間を沢山過ごしてくれることを期待しています!
そして、自分が「大好きな」ことをして社会人として活躍している姿を「ワクワク」しながら想像してください。そうすれば、自然と仲間に助けられながら夢に近づいていけるはずです。
「一人じゃないんだ!」という安心した気持ちをもって大丈夫、ということを僕は暁星国際在学時そして卒業した今も強く感じています。これが私の人生の原点です。
私が学んだ頃の暁星国際の環境は、「今でも脈々と続いている」と様々な後輩たち、また今でもお付き合いいただいている先生方からお聞きしています。
今の私のフィールドである医学の道は決して楽ではありませんが、暁星国際学園の寮の学習環境は、私にとって医師になる最も早い近道であり、今の研究活動のベースとなっていることを改めて痛感しています。

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