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教育実習生(本校卒業生)にインタビュー

本校の卒業生はだれもが本校の宝であり、またかけがえのない財産です。

現在、本校で教育実習生として来校されている上智大学外国語学部英語学科に在籍されている

奥田未希先生も、その1人です。

今日はそんな奥田先生に、本校での学校生活などについていくつか質問をさせていただきました。

 

質問1:「本校には、いつから所属していましたか?本校での経歴を教えて下さい。」

幼稚園から高等学校まで所属しておりました。

 

質問2:「高校在籍時に学習活動で特に力を入れていたことや、日々の勉強の思い出について教えて下さい。」

得意科目である英語を伸ばすことに尽力しておりました。1つの目標として英検準1級合格を目指し、英単語帳(システム英単語)を1冊丸暗記しました。通学時も就寝前も肌身離さず持っていたのでボロボロになってしまいましたが、努力の証として今も大切に保管しています。

 また、中間・期末テストで良い成績を維持することも意識して勉学に励みました。私は寮で生活していたのですが、同じ寮生だった仲間たちとわからない範囲を教えあったり、励ましあったりしながら切磋琢磨しておりました。

 

質問3:「高校在席時の、部活や生徒会活動の思い出を教えて下さい。」

中学1年生の頃から高校2年生の引退時期まで、音楽部に所属しておりました。

活動内容は主に、大会や年に一度開催されるリサイタルに向けての練習です。もちろん、そういった技術面の練習だけではありません。先輩は後輩を育てるという責務があります。演奏に関する指導はもちろんですが、対人関係や進路に関する相談も受けます。こういった経験から、部活動は上下関係などの社会勉強に繋がる場であり、学内で最も縦のつながりが強くなる場であると考えます。

今でも部活で接した後輩とは交流があり、彼らが成長した姿を見ると嬉しくなります。

 

高校2年時は生徒会活動にも励みました。生徒会役員は各行事の責任者として、数百人もの生徒の異なる意見や考えを汲み取り、全員が納得できる案を提示しなければなりません。表からは見えない地道な作業も多く、大変な仕事でした。しかし達成した時の喜びや、関わった人々から感謝された際に感じたやりがいは、私に明確な将来のビジョンを描かせてくれました。いつかは組織のリーダーとして活躍し、女性の社会進出に強く貢献したいと思うようになりました。

 

生徒会活動では仲間の大切さも学びました。体育祭も学園祭も、私一人の力ではもちろん開催できませんでした。時に衝突することもありましたが、全員同じ目標に向かってそれぞれの意見をすり合わせながら仕事をすすめた経験は、社会人になっても活きる財産となるはずです。互いに足りない部分を補い合って業務を進めていく中で、強い絆も生まれました。この絆も、私にとって貴重な思い出です。

 

質問4:「現在、頑張っている本校の受験生に向けて、自身の受験時にどのように頑張ったか。また、学校生活でのどのような活動が役に立ったかを教えて下さい。」

私が受験生の時は、とにかく効率よく勉強することに重きを置いていました。私自身、長い間集中することと終わりの見えない作業が苦手で、皆様が想像する「受験生」が最も似合わない学生でした。そんな私が行っていた勉強法が「ながら勉強」と「場所とゴールを決める勉強法」です。

 

「ながら勉強」は名前の通りです。通学しながら、歯を磨きながら、筋トレしながら暗記科目に取り組んでいました。最近知りましたが、人間は運動などのフィジカルな動きをしている時の方が物事を記憶しやすいようです。「ながら勉強」は効率よく暗記科目を倒せるのでおすすめです。

 

 「場所とゴールを決める勉強法」もまたその名の通りです。本校は寮があるということで、先生方が勉強に適した場所を放課後から夜遅くまで開放して下さいます。私は主に自分の教室、図書室、寮の自習室、そして自室に備え付けられた学習机で勉強していました。私はそれらの「決められた場所」で毎日「プリント5枚を終わらせる」などのゴールを決め、そのゴールを達成したら別の場所に行き、違うゴールを設定して勉強する…というルーティンを繰り返していました。この勉強法は、勉強する場所が決まっているので部活や生徒会活動、その他のプライベートとのメリハリがつきますし、ゴールを設定するための計画性も培われます。人の少なくなった時間帯の図書室や教室はいつ行ってもワクワクしますし、入寮されたら是非体験してもらいたい勉強法の1つです。

 私は最終的に指定校推薦で大学に入学を決めましたが、指定校推薦では学内テストの成績、その他の試験の結果、学校での行事や各活動への取り組みなどが見られます。私の場合、学内テストと英検に注力し、その傍ら生徒会活動や部活動に励んだので、晴れて指定校推薦を受けることができました。効率よくメリハリをつけて勉強していたことが功を奏したわけですが、そのような勉強の仕方ができたのも本校の先生方からたくさんの協力をいただけたからだと思っています。

 

 

質問5:「最後に、暁星国際学園に入学を考えている方へ、メッセージをお願いします。」

 暁星国際中学・高等学校は、目標を持った生徒に寄り添い共にゴールまで走ってくれます。先生方は時に厳しく、時にそっと背中を押して下さる優しい方ばかりです。目標がまだ見つからない生徒には、親身になって夢を見つけるサポートをしてくれます。

 

 また本校は、文化的背景や母国語の異なる先生や生徒が多く在籍しており、多様なものの見方を学べます。寮もあって、皆様が想像する高校とは異なるかもしれませんが、ユニークで楽しい学園生活を過ごしていただけると思います。

 

また新たな後輩が増える事を楽しみにしております。

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