医学進学室の取り組み
医学進学室の取り組みは以下の通りです。
- 放課後勉強会と連動した日々の学習
- Z会の学校とりまとめ受講
- 小論文・面接の個別指導
- 医学部入試情報の整備
難関大学および医学部のランクは各予備校等のデータによれば偏差値65程度以上は必要です。また、国公立大学ではセンター試験5教科7科目の得点率85~90%以上は必要です。この高い学力を身につける方法は、日常の授業で教科書を中心にした学習を通して基礎基本をしっかりマスターすることが基本中の基本です。そして、その上に立って全国レベルの各種模擬試験等で自分の学力のレベルを確認しながら、6年後を見通した大学受験に必要な学力を身につけていくことが必要です。
2015年度医学部医学科入試対策データ7集(河合塾)によれば、以下のような分析がされています。
- 国公立大医学部医学科合格者のセンター試験平均点は784点,得点率は87.1%
- 合格者は,780~820点に集中。(得点率86.7%~91.1%)
- センター試験で720点(得点率80.0%)を下回ると合格は厳しい。
- 医学部医学科は旧帝大理系と比べてもさらに高得点が求められる。旧帝大理系合格者の平均は、747点。(得点率83.0%)
- 医学部医学科志望者は、800点程度(得点率88.9%)の得点を目標としたい。(センター試験5教科7科目900点満点に換算)
センター入試の平均点は年度により変動しますが、2014年度入試では医学部医学科合格者の平均点は784点(87.1%)という結果が出ています。これを科目別にみると、外国語 183点,数学1A 93点,数学2B 94点,国語 139点,理科1 98点,理科2 91点,地歴公民 87点。
これから受験する方は、各科目の平均点獲得を目標としたいものです。また数学2Bや理科の2科目目で、合格者と不合格者の平均点の差が大きく開いています。不合格者はこういった科目の準備が間に合わず、差がついてしまったことが推測されます。
実例
医学進学室で推奨しているZ会の学校取りまとめ受講を中高6年間取りくみ、2015年度入試で山梨大学医学部医学科を含めて、一般受験で難関大学4校に合格した暁星国際学園で12年間過ごしてきた生徒の勉強スタイルを紹介します。
この生徒は医学部を候補にしつつも、東京大学を第1希望にして勉強してきた生徒です。この間、どのように勉強に取り組んできたのか、複数の大学に合格する中から進学先に国際基督教大学を選択した経緯等は、合格体験記(pdf)をご覧ください。
- 勉強のポイント1
- 勉強のポイント2
- 勉強のポイント3
週6日40時間の授業を全教科,大切に受けることを勉強の基本にしました。
これは毎日規則正しくバランスのとれた食事を取ることと同じことです。たまにご馳走を食べたとしても、それがその人の健全な成長にはつながることはまずありません。勉強に限らないことですが、一つ一つの努力を積み上げることこそが大きな目標に近づける唯一の方法です。中高6年間の授業で自然に身に付けた学力、これに勝るものはありません。
中学1年から高校3年までZ会の教材を受講しました。
暁星国際学園ではZ会の学校取りまとめ受講をしています。医学進学室の個人レターケースに提出すれば、後は学校が郵送してくれます。添削された問題は各人の自宅や寮に戻ってきます。
難関大学合格に必要な記述力、思考力を身につけることは一朝一夕にできることではありません。こつこつと時間をかけて勉強する中で自然に身につくものです。そのためには,自学自習の精神がどうしても必要です。
3年次は午後科目を活用しました。
午後科目は20科目以上のさまざまな科目が用意されているいわば校内予備校です。通学時間で時間を無駄にすることもなく,効率良い勉強をすることができます。
また授業や午後科目でカバーできなかった地理Bは、サテライン教室で代ゼミのサテライン講座を受講しました。