昨日行われました国語科の特別授業についてご報告します。
今日は「国語の授業名人」野口芳宏先生(植草学園大学名誉教授)に来校いただき、中学3年生のクラスで特別授業をしていただきました。
とても有名な詩の授業をしていただきました。
草野心平「青イ花」という作品です。
先生が板書されると、生徒は一所懸命にノートを取り、のめり込んでいました。
そして「濁音」「清音」「読点」「連」「詩人」「題名」など学習用語を明快に示されながら、授業を進められました。
授業の中では「公的話法」「挙手の仕方」などについても徹底的に指導されました。
「公的話法」というのは、発言するときにしっかり相手まで届く声で発言できるようにすることで、私語をするときとの違いを教えてくださいました。
「挙手の仕方」は「手を曲げるのではなく、上げる」というようにしっかり意思表示することの大切さをお話くださいました。
そして国語の基本として、根拠は文章中にあること、判断するときは根拠が大切であることを強く訴えかけられました。
次々と本文を根拠として考え、導く問いを野口先生は生徒に投げかけ続けます。
野口先生は御年85歳の大ベテランで、国語教育界の重鎮、大家です。
現在も教育雑誌で連載を2本もお持ちで、ご著書は100冊を軽く超えています。
今回の特別授業には生徒のみならず、大勢の教員が駆けつけました。
野口先生の授業から、生徒だけでなく、教員も一緒になって学びを深めました。
生徒も教員もお互いに高め合う風土があるのは、暁星国際の素敵なところです。